【ご報告と御礼】3/24『Buncademy Reunion 春の企画~3つの講演~』

3月24日(日) 両国門天ホールで行われました、『Buncademy Reunion 春の企画~3つの講演~』は、皆様の温かいご声援のお蔭で無事終了いたしました。

お越しいただいた皆様、気にかけてくださった皆様、誠にありがとうございました。 並びに、講師の星谷丈生さん、近藤譲さん、石塚潤一さんに厚く御礼申し上げます。


1日に3つの講演という少し激しいスケジュールでしたが、個性あふれる3人の講師が、「作曲」という共通のキーワードを基に、それぞれ独立したテーマでレクチャーすることによって、各々の講演からも、複数の講演の受講からも、キツすぎず緩すぎず、新鮮な刺激が得られるように意図した企画でした。皆様にとって有意義な時間となったのでしょうか。

今日から新年度がスタート。Buncademy Reunionは、皆様にまた新たな企画をプレゼントできるよう心を新たにし、来季に向けて引き続き頑張ります!

 

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いよいよ三日後です!(3/24)

💡いよいよ三日後に迫りました!♪
24日の春の企画~三つの講演~は、一見関連性がないように見えるが、「作曲」という共通のキーワードを持っています。

午前の部(11時開演)では、作曲家の星谷丈生さんによる、「作曲法」の文献研究が行われます。明治〜大正〜昭和の時代に日本で出版された作曲法の変遷を探ることによって、作曲法の書籍の年代別の傾向や特徴が把握できます。

作曲家の近藤譲さんが彼の友人「作曲家」トム・ジョンソンの音楽について論じる午後の部(14時開演)では、一般的に知られていない貴重なお話やトム・ジョンソンさんの個性的な音楽とその思想への旅が、厳選された音楽と共に体験できます。

音楽評論家の石塚潤一さんによる夕方の部(17時開演)は、「作曲作品」に焦点を置きます。故 黛敏郎氏の《涅槃交響曲》(1957~8)について、特に音響解析の観点から徹底的に分析・考察を行い、彼の音楽への理解を深めます。

作曲法で書き、作曲家によって聴き、作曲作品を読む力、そこに優れた講師の話しが加われ、一体となる春の企画~三つの講演~です。

皆さんにとって非常に有益でエキサイティングな時間になると思います。皆さんの積極的なご参加を心待ちしております。

◆ 日付: 2019年3月24日(日)
◆ 場所: 両国門天ホール 

◆講座内容
午前の部 11時開催:星谷丈生 「作曲教本を読む」
午後の部 14時開催:近藤 譲 「トム・ジョンソンの音楽を巡って」
夕方の部 17時開催:石塚潤一 「黛敏郎の《涅槃交響曲》について」

◆ 受講料

1.午前の講座: 1000円
2.午後の講座: 2000円
3.夕方の講座: 1000円

☆ お得な3回通し券が、3000円(2回通し券はありません)

◆ ご予約:受講希望の講座名、参加者のお名前のフルネームと連絡先を記入し、メール   info@buncademy.co.jp  にてお申込みください。

本イベントは、開催前日までの予約制です。当日の予約は承れませんのでご了承ください。当日券は、残席がある場合のみ、販売いたします。

 

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3/24春の企画~三つの講演~:講師プロフィール

★3月24日開催のBuncademy Reunionの春の企画~3つの講演~について、3人の講師のプロフィールをご紹介いたします。Facebookの各イベントページからもご覧いただけます。

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◎ 午前の部:星谷丈生 Takeo Hoshiya

[Facebookのイベントページ]

作曲家。1979年東京生まれ。福井市在住。作曲を近藤譲、池田悟、佐藤眞の各氏に師事。学生時代より同世代の音楽家とともにEnsemble Boisを結成し、自身の創作に加え国内外の様々な作品の紹介を行う。

主な活動として2005年アンサンブル・ノマド英国公演に参加、2007年サルヴァトーレ・マルティラーノ賞第1位、2010年武生国際音楽祭招待作曲家、2011年ロワイヨモンセミナー(フランス)、2013年テグ国際音楽祭招待作曲家、2014年カフェ・ブダペスト(ハンガリー)、日加現代音楽交換プロジェクトなどに参加している。作曲家グループPathメンバー。

2010年よりチェリストの多井智紀とともに企画団体「時の形プロジェクト」を開始。また2016年より菊地秀夫氏とともに企画団体「OFFICEでく」を結成し、室内楽を中心とする様々な企画を行っている。

2019年3月には、CD “現代日本の作曲家” シリーズ「星谷丈生 作品集 《四季》」が、フォンテックからリリースされる予定。

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◎ 午後の部:近藤譲 Jo Kondo

[Facebookのイベントページ]

作曲家。1947 年東京生まれ。東京藝術大学卒業。1970 年代初頭に、自ら「線の音楽」と名づけた独特の作曲方法論を提唱し、以後国際的に活躍。ロックフェラー3世財団、ブリティッシュ・カウンシル等の招聘でニューヨーク、ロンドン等に滞在。内外の多くの国際音楽祭にテーマ作曲家として招かれ、又、欧米の様々な主要機関・演奏団体から作曲委嘱を受けている。

永年、お茶の水女子大学と東京藝術大学で教鞭をとり、国外の大学・研究機関での招待講演も数多い。現在、昭和音楽大学教授、お茶の水女子大学名誉教授。 日本現代音楽協会会長。アメリカ芸術・文学アカデミー海外名誉会員。2018年3月に第68回 芸術選奨文部科学大臣賞(音楽部門)を受賞。

作品は、オペラやオーケストラ曲から、室内楽、独奏曲、声楽曲、電子音楽までの広い範囲に亙って、145曲を超える。ほぼ全作品の楽譜がイギリスのヨーク大学音楽出版局(UYMP)から、一部の作品が、ニューヨークのC. F. ピータース社から出版されている。

また、これまで6冊の著書を始めとする活発な文筆・翻訳活動を展開。直近の著書としては『ものがたり西洋音楽史』がある。(岩波書店[岩波ジュニア新書]2019年3月発行予定)

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◎ 夕方の部:石塚潤一 Junichi Ishizuka

[Facebookのイベントページ]

1969年東京生まれ。音楽批評家、制作者、音楽制作グループTRANSIENT 代表。東京都立大学理学研究科修士課程修了(物性物理:理論)。

評論:「松平頼則が遺したもの」で、2002年度柴田南雄音楽評論賞奨励賞受賞。以後、読売新聞、音楽現代、洪水、ユリイカ別冊、ミュージック・マガジンなどに、音楽批評、時評、書評などを執筆。CDライナーノーツも多数執筆。

演奏会制作者として、2008年と 09年「101 年目からの松平頼則」の単身企画・制作から、2018年「松平頼曉オペラ《The Provocators〜挑発者たち》」(TRANSIENT として企画)まで、これまで湯浅譲二、篠原眞、平山美智子、近藤譲 等、日本を代表する音楽家の演奏会を企画・制作する(共同制作を含む)。

代表的な書き物としては、「標柱 シリンガーとバークリーの理論を巡って」(菊地成孔・大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』河出書房新社、2004)、 評論:「豊饒なる音響の海へと船出せよ」(川崎弘二編著『日本の電子音楽 増補改訂版』愛育社、2009)、「誤用・分節・カタストロフィー 松平頼暁の管弦楽曲を概観する」(『洪水』第 13 号 洪水企画、2014)等がある。

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『石塚潤一講演会』講義の概要 (3/24 夕方の部)

💡 3/24 夕方の部について、講師の石塚さんが講義の概要を書いてくださいましたので、ご案内いたします。

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黛敏郎の《涅槃交響曲》(1958年=昭和33年4月2日:三人の会第3回公演にて初演)では、梵鐘の音を音響解析し、その結果をもとにオーケストラで梵鐘の音を再構成した定説があり、その先進的な方法論がカンパノロジーと総称されたりもします。
 
これゆえに、黛のこの試みはフランススペクトル楽派の試みを先取りするもの、とも評価されたりもするわけですが、ただ、果たして黛が梵鐘の音響解析を行い得たのか、という点については幾つかの疑念があります。
 
1、フーリエ解析のアルゴリズムと、これに必要な計算量を比較した場合、1950年代後半の日本におけるコンピューターの速度がこれを実現するに十分なものだったとはとても思えないこと。
 
2、NHK電子音楽スタジオの技師であった佐藤茂が、《涅槃交響曲》作曲において何人かの技術スタッフが梵鐘の音響解析に向かったが、解析の入り口である基音の周波数の測定にも失敗した、との証言を残していること。
 
3、アポロ11号に搭載されたコンピューターの演算速度が初期のファミコンにも劣るものだった、という事実が語るように、この60年のコンピューターの発達は凄まじく、過去には出来なかったことが現在は簡単にできるようになっています。2011年に、今堀拓也が梵鐘の録音をもとにOpen Musicで解析した結果からは、《涅槃交響曲》の音組織と整合するものは得られなかった。
 
などの根拠があります。
 
本講演の目的は、単に黛敏郎《涅槃交響曲》での音響解析の可否を語るのみでなく、「それでは《涅槃》の音組織とは何なのか?音響解析以外の歴史的文脈に依拠するものなら、それは何によるものなのか?」という点にまで迫れればと考えています。

いくつか当たりをつけていることはあるのですが、これから具体的な解析をいろいろやるので、どういう結果が出てくるかはわかりません。ただ、この講演を聞いたからといって、「幻滅した。もう《涅槃交響曲》は聴かない」とならないことは請け合います。

一般的な音楽大学や大学院では聞けない話ができれば、と思います。予約受付中ですので、みなさんよろしければお誘いあわせの上ご参加ください。[石塚潤一 記]

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『星谷丈生 講演会』「作曲教本を読む」(3/24 午前の部)

3月24日開催のBuncademy Reunionの春の企画に関して、第1部の『星谷丈生 講演会』についてお知らせいたします。

11時から開催予定の午前の講演会では、作曲家の星谷丈生さんが、明治〜大正〜昭和の時代に日本で出版された作曲法の本の変遷を語ります。以下は講師の星谷さんからいただいた講演の概要です。

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「作曲教本を読む」

本講座では、1903年に書かれた山田耕筰の「簡易作曲法」から、「作曲法」と題する書籍が最も多く出版された1950年代〜1960年代に書かれたものまで、明治〜大正〜昭和の時代に日本で出版された作曲法に関連する書籍(翻訳書を含む)を辿り、俯瞰的にみていきたいと思います。

講座では、年代別に出版された書籍の傾向を分析し、その中から特徴的なものを取り上げて考察していきたいと思います。

現代では私たちが普段触れている音楽は実に多様で、作曲家の数だけ作曲の方法があり、それ故に“作曲を教える”ことは益々困難になっているようにも思われます。

本講座では過去に書かれた資料を参考にしながらこれからの作曲教育についても参加者の皆様と一緒に考えていきたいと思います。

「文典を學んで、それを極めたものが、直ちに文章家となれない様に作曲學を知悉下からと云って、その翌日から立派な作曲が出來るとは云えない。」 ―山田耕筰

(星谷丈生 記)

★多くの方のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

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当日は、午後と夕方に別の講座もありますので、そちらもご注目ください。

◆ 日時: 2019年3月24日(日)
◆ 場所: 両国門天ホール

◎ Event 1[午前の講座]
星谷丈生 講演会:開演 11時
「作曲教本を読む」

◎ Event 2[午後の講座]
近藤譲 講演会:開演 14時

『作曲家が語る作曲家』Vol.2 近藤譲
「トム・ジョンソンの音楽をめぐって」*関連記事↓
http://buncademy.co.jp/wordpress/?p=2437

◎ Event 3[夕方の講座」
石塚潤一 講演会:開演 17時

「黛敏郎の《涅槃交響曲》について」*関連記事↓
http://buncademy.co.jp/wordpress/?p=2459

◆ 受講料

1.午前の講座: 1000円
2.午後の講座: 2000円
3.夕方の講座: 1000円

☆ お得な3回通し券が、3000円(2回通し券はありません)

◆ ご予約:受講希望の講座名、参加者のフルネームと連絡先を記入し、メール  info@buncademy.co.jp にてお申込みください。

* 本イベントは、開催前日までの予約制です。当日の予約は承れませんのでご了承ください。当日券は、残席がある場合のみ、販売いたします。

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『石塚潤一講演会』補足説明 (3/24 夕方の部)

3月24日17時から開催予定の『石塚潤一講演会』について、講師の石塚さんが講演に関する貴重な内容を書いてくださいましたので、お知らせいたします。

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サウンドスリーよりリリースされている、日本の電子音楽のアンソロジー「音の始源を求めて第6集」中の、黛敏郎≪電子音楽のためのカンパノロジー≫解説には、以下のような記述がある。

‥‥‥(前略)黛敏郎はカンパノロジーを作曲する前に、梵鐘と声明の音の響きこそ自分の音楽のバックボーンであるといっている。彼は「交響曲のための≪カンパノロジー≫」を作曲する前に、梵鐘の音に含まれている音色と唸り音の分析を行ったが、この分析のためにNHK技術研究所から藤田尚、安藤由典研究員も参加した。

また、分析作業の始めに電子音楽スタッフは、日本各地の有名な梵鐘の音を収録し、その基本周波数を周波数カウンタで測定しようとした。ところが、梵鐘の音はm周波数が常時変化するので、その値を測定することは冬至の測定器ではうまく行かなかった。そこで、絶対音感の持ち主に音高さを聴いて貰ったがやはり鐘の音高は確定できなかった。そして、制作スタッフは、この音高の変化と梵鐘特有のビート音(唸り音)が日本人の心に癒し感を与える「諸行無常の鐘の音」の本質であろうと考えた。(以下略)

このおそらくは佐藤茂の手になる、具体的な記事を素直に読むならば、黛敏郎は≪涅槃交響曲≫作曲において、梵鐘の音響解析を行いはした、が、決して有意な結果を得られていない、、ということになる。加えて、音響解析に必要なフーリエ解析のアルゴリズムに必要な計算量と当時のコンピューターの演算速度を考慮するなら、上記の記事には相当の説得力がある。しかしながら、一方で、黛が涅槃交響曲作曲の下敷きとした音響解析の結果(とされるもの)もまた存在する。

果たして、涅槃交響曲作曲に音響解析の結果は援用されたのか、されなかったのか。本講演では、フーリエ解析のアルゴリズム、コンピューター発達史を踏まえつつ、黛のスケッチを含めた当時の資料を再検討し、≪涅槃交響曲≫とは究極何物なのか、を突き詰めていきたいと考えている。

場合によっては、音楽史の新しい扉が開くかも知れない。ふるってご参加ください。(石塚潤一 記)

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★彡 お申込み方法や開催情報は以下から ↓↓

3月24日:第3部『石塚潤一 講演会』「黛敏郎の《涅槃交響曲》について」

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『石塚潤一 講演会』「黛敏郎の《涅槃交響曲》について」(3/24 夕方の部)

【ご案内】3月24日開催のBuncademy Reunionの春の企画に関して、第3部の『石塚潤一 講演会』についてご案内いたします。
  
17時に開催予定の夕方の講演会では、音楽評論家の石塚潤一さんが、作曲家の故 黛敏郎氏(1929~1997)の《涅槃交響曲》(1957~8)について、特に音組織に焦点を当て、レクチャーする予定です。
   
黛氏の生誕90年である今年。(本日の2019年2月20日がちょうど90年になる日です) 既に記念コンサートが予定される等、彼の音楽への関心が一層高まっている今、分析的なアプローチから黛敏郎の音楽への理解を深めてみるのはいかがでしょうか。
 
論文『標柱 ~シリンガーとバークリーの理論を巡って~』を通じて高度な専門性と研究能力を立証し、また、Buncademyの『音楽分析講座』や『作曲家に訊く』等の企画で、すでに卓越した識見と鋭い分析能力を発揮した石塚さんが、黛氏のこの難解な涅槃交響曲を果たしてどのような方法で解析するのか、とても楽しみです。
  
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
  
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当日は、午前と午後に別の講座もありますので、そちらもご注目ください。
  
◆ 日時: 2019年3月24日(日)
 
◆ 場所: 両国門天ホール
 
  
☆ Event 1[午前の講座]
星谷丈生 講演会:開演 11時
 
 
☆ Event 2[午後の講座]
近藤譲 講演会:開演 14時
 
『作曲家が語る作曲家』Vol.2 近藤譲
「トム・ジョンソンの音楽をめぐって」
 
☆ Event 3[夕方の講座」
石塚潤一 講演会:開演 17時
 
「黛敏郎の《涅槃交響曲》について」
  
◆ 受講料
  
1.午前の講座: 1000円
2.午後の講座: 2000円
3.夕方の講座: 1000円
 
☆ お得な3回通し券が、3000円(2回通し券はありません)
 
◆ ご予約:受講希望の講座名、参加者のフルネームと連絡先を記入し、メール  info@buncademy.co.jp  にてお申込みください。
 
* 本イベントは、開催前日までの予約制です。当日の予約は承れませんのでご了承ください。当日券は、残席がある場合のみ、販売いたします。
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『作曲家が語る作曲家 』Vol.2 近藤譲「トム・ジョンソンの音楽をめぐって」

[ご案内]3月24日に開催予定のBuncademy Reunionの春の企画について、まず、第2部の午後の講演会(14時開演)についてご案内いたします。

作曲家の近藤譲さんが講演予定の午後の講座「トム・ジョンソンの音楽をめぐって」の企画名は、『作曲家が語る作曲家』です。この企画は、2016年6月からBuncademyの新企画としてスタートし、第1回目は、たかの舞俐さんによる「たかの舞俐、リゲティを語る」が2回に渡って行われ、 ご好評とご盛況のうちに幕を閉じました。

第2回目は、「近藤譲、トム・ジョンソンを語る」という題目で、同年に開催を計画していましたが、弊社の事情により実施できなかった企画です。2年以上が経ちましたが、皆様のご声援に支えられ、Buncademy Reunion主催で、ついに開催が実現できるようになりました。

『作曲家が語る作曲家』は、独自の音楽世界を構築している優れた作曲家をお招きし、彼らの音楽に影響を与えた作曲家についてお話を伺いたいという趣旨で企画しました。

この講座では、単に作曲家が影響を受けた作曲家について語ることに留まるのではなく、該当作曲家に直接作曲を学び、指導を受け、または、その作曲家の友人や同僚として親密に音楽的な交流をした/している作曲家が彼らの師匠または友人についてじっくり語ります。

それを通じて、偉大なる作曲家の音楽と音楽思想をより的確に把握し、より広い視点から深く掘り下げて考えます。なお、レッスンで交わした会話など、一般的には知られていない貴重なお話もお伺いできると思います。

第1回目は、たかの舞俐さんが、師匠のリゲティについて講演したことに対し、第2回目は、近藤譲さんが、彼の長年の友人である、トム・ジョンソンについて語ります。

アメリカのミニマル音楽の作曲家である、トム・ジョンソン(Tom Johnson, 1939~ )は、単純な数例や順列・組み合わせ、数式等の数学の理論を用い、音楽を構築するロジカルな作風で知られています。また、音楽とテキストとの関係性に興味を持ち、ナレーションを用いた作品や、視覚的な要素を融合し演劇的な効果を試みした作品も多数あります。

1990年代以降は、自己相似性(フラクタル幾何学の基本性質)を持つパターンの使用がよく見受けられます。代表作としては、『The Four-Note Opera 』(1972)、『Rational Melodies 』(1982)、『Narayana’s Cows』(1989)、『Music for 88』(1992)等があります。

厳格な論理性を追及する理知的ミニマル音楽の巨匠、トム・ジョンソンの音楽を、友人の近藤譲さんがどのような観点から、どのようにお話を展開していくのか、非常に興味津々です。この機会をお見逃しなくぜひご参加ください。

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当日は、午前と夕方に別の講座もあります。近藤譲講演会とともに、そちらもご注目ください。詳細は別の投稿でまたご案内いたします。

◆ 日時: 2019年3月24日(日)

◆ 場所: 両国門天ホール

Event 1[午前の講座]
星谷丈生 講演会:開演 11時

Event 2[午後の講座]
近藤譲 講演会:開演 14時

『作曲家が語る作曲家』Vol.2 近藤譲
「トム・ジョンソンの音楽をめぐって」

Event 3[夕方の講座」
石塚潤一 講演会:開演 17時

◆ 受講料

1.午前の講座: 1000円
2.午後の講座: 2000円
3.夕方の講座: 1000円

☆ お得な3回通し券が、3000円(2回通し券はありません)

◆ ご予約:受講希望の講座名、参加者のお名前のフルネームと連絡先を記入し、メール   info@buncademy.co.jp  にてお申込みください。

本イベントは、開催前日までの予約制です。当日の予約は承れませんのでご了承ください。当日券は、残席がある場合のみ、販売いたします。

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Buncademy Reunion 2019年春のイベント

Buncademy Reunion の2019年春のイベントを以下のように開催いたします。

● 日時: 2019年3月24日(日)

● 場所: 両国門天ホール

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Event 1[午前の講座]
星谷丈生 講演会:開演 11時

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Event 2[午後の講座]
近藤譲 講演会:開演 14時

『作曲家が語る作曲家 vol.2』
「トム・ジョンソンの音楽をめぐって」

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Event 3[夕方の講座」
石塚潤一 講演会:開演 17時

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● 受講料

1.午前の講座: 1000円
2.午後の講座: 2000円
3.夕方の講座: 1000円

☆ お得な3回通し券が、3000円(2回通し券はありません)

●ご予約:受講希望の講座名とお名前のフルネームを記入し、
メール( info@buncademy.co.jp ) にてお申込みください。

* 本イベントは、開催前日までの予約制です。当日の予約は承れませんのでご了承ください。当日券は、残席がある場合のみ、販売いたします。

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各講座の詳細については後日改めて告知します。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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【ご報告と御礼】『近藤譲講演会2018』(12/30)

2019年、早いもので、年が明けてから1週間が経ちました。皆様、お正月休みは楽しく過ごせましたでしょうか。今年も素敵な一年になりますようお祈り申し上げます。

ご報告が遅くなりましたが、12月30日に両国門天ホールで行われた『近藤譲講演会2018:講演とオープン・ディスカッション』は、多くの方々にお越しいただき、盛況のうち無事終了いたしました。

講師の近藤譲先生に深く感謝いたします。また、年末のお忙しいところご来場いただきました、受講生の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

「音楽と自然」という大きなテーマでしたが、近藤先生特有の論理的な展開と思考、そして機知に富んだ弁舌のお陰で、講演会は非常に興味深く素晴らしいものとなりました。

オープン・ディスカッションでは活発な質問が相次ぎ、様々な観点からのご意見がお伺いできた貴重な時間でした。近藤先生も「凄く活発に発言していただいて、大変嬉しかったです」と喜びと共にフロアの皆様に感謝の意を表しました。

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◎講演会で特に興味深かった内容を少しご紹介します。

ポーランドの美学者、タタールキエヴィッチ(Wladyslaw Tatarkiewicz, 1886-1980)によれば、芸術について議論するとき、芸術に当たるものは、古代ギリシャでは、テクネ(技術)、作る人の「能力」が焦点となる。中世では、アルス、同じく技術と訳されるが、技術(または技法)の「知識」が大事。近代では、作家が作り出したもの、つまり、「作品」に芸術の議論の焦点を当てる。

そして、いまは? いまの時代は、聴く人がどう聴くのかに主眼を置く。タタールキエヴィッチの「能力」「知識」「作品」の後に来るのは「知覚」である、と近藤先生は語る。
つまり、「聴く側が作るもの」の視点から音楽を捉える。これは自然を体験するときと変わらない。

作曲家の意図とは別に、聴いている人がどう知覚するのかの問題である。音楽、特に芸術音楽はそういう視点から論じられていく必要があり、このような考え方は作曲家にも影響を与えるだろう。

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2017年1月の講義以来、ほぼ2年ぶりに行われた今回の講演会は、作曲家の星谷丈生と研究者の沈孝静(しむ ひょじょん)が「Buncademy Reunion」(ブンカデミー・リユニオン)として主催・企画を担当した、初めてのイベントでした。

Buncademyの理念はそのまま引継ぎ、活動はもう少し個人的に行う形で、質の高いコンテンツの発信を目指して活動を展開していきたいと思います。

本年度のスケジュールはまだ未定ですが、また皆様に良いお知らせができるように頑張りますので、どうぞ、あたたかく見守っていただけたら幸いです。

 

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