【ご案内】「映画の音楽・音響研究― その方法と実践」第3回(講師:白井史人)

8月より4回連続講座として行っている、白井史人氏による「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」が、第3回を迎えます。

来週の土曜日(10月29日)開催の第3回では「戦後映画の音楽の展開」というテーマで、 「第2次大戦後のヨーロッパや日本の作品を取り上 げ、音楽・音響が果たした役割を考察する」とのことです。

連続講座ではありますが、それぞれ独立したテーマで行われていますので、前回に参加されなかった方々もお気楽にご参加できます。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

【日時】10月29日(土)14:00開演 (開場:13:30)
第3回:戦後映画の音楽の展開

【会 場】  BUNCADEMY
【受講料】
各講座:  一般 2,000円/学生 1,500円
2回通し券  :  一般 3,500円/学生 2,800円
4回通し券(全講座受講) :  一般 6,500円/学生 5,500円

【ご予約・お問い合わせ】 info@buncademy.co.jp


 「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」

【講座の概要】

現 在、デジタル技術の進展などで映画の製作や上映のあり方は 変化を続けており、作品を鑑賞する場や視聴形態も多様化しています。そんななか、映像とともにある音楽・音響表現はどのような意義や可能性を持っているの でしょうか。本講座は、映画の音楽・音響に関する学術的研究の進展を踏まえて様々な分析手法を学び、作品を受講者の皆さんが自身で読み解いていくヒントを 得ることを目的としています。

第1回は英語圏を中心とした研究史をたどり、映画のなかのさまざまな音 楽・音響を分析する手法や視点を紹介します。第2回は「古典的ハリウッド映画」という映画研究における重要な分析用語を確認し、音楽・音響が映画の語りを 支えるパターンや、その定型から逸脱する表現のあり方を検討します。第3回は新たな映画表現が模索された第2次大戦後のヨーロッパや日本の作品を取り上 げ、音楽・音響が果たした役割を考察します。第4回は無声映画期に時代を遡り、映像と音響が同期する以前の映画と音楽との関係や映画館における音楽のあり 方を、日独における復元の事例を通して比較・検討します。

4回の講座を通じて映画の音楽・音響の研究史を広くカバーしていますが、講座ごとに独立したトピックを扱いますので、一回ずつの受講も歓迎します。(白井史人 記)

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第1回: 8月27日(土)14:00開演 (開場:13:30)(開催終了)
映画の音楽・音響をいかに語るか―― 映像音楽研究の理論と歴史

第2回:9月17日(土)14:00開演 (開場:13:30)(開催終了)
古典的ハリウッド映画」の音楽とその逸脱

第4回: 11月26日(土)14:00開演 (開場:13:30)
無声映画の音をいかに聴くか―― 日本とドイツにおける無声映画期の音楽


【講師プロフィール】白井史人/Fumito SHIRAI

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1985 年、新潟県新潟市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点・研究助手、 東京医科歯科大学教養部非常勤講師、放送大学文京学習センター非常勤講師として研究に従事し、シェーンベルク、ハンス・アイスラーらと映画との関連を扱う 博士論文を執筆している。日本学術振興会特別研究員(DC2)、ドイツ学術交流会長期奨学生(ベルリン・フンボルト大学音楽学部)、公益財団法人花王芸 術・科学財団「音楽の研究」助成を経て現職。専門は無声映画期から現在にいたる日独の映画の音楽、音楽学、表象文化論。共著『貴志康一と音楽の近代』(梶 野絵奈、長木誠司、ヘルマン・ゴチェフスキ編)のほか、展覧会、シンポジウム、上映・演奏イベントなどの共同企画を多く手がける。日本音楽学会、表象文化 論学会、日本独文学会、日本アルバン・ベルク協会会員。

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【ご案内】「映画の音楽・音響研究― その方法と実践」第2回(講師:白井史人)

白井史人氏による「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」第2回目の講座が来週の土曜日に開催を控えています。

先月好評のうちに終わった第 1回目に続き、第2回の講座では「古典的ハリウッド映画」という映画研究における重要な分析用語を確認し、音楽・音響が映画の語りを支えるパターンや、そ の定型から逸脱する表現のあり方を検討します。」ということです。講座は各講座受講でも複数回の受講でも可能です。皆様のご関心とご参加を心よりお待ち申 し上げております。

【日時】9月17日(土)14:00開演 (開場:13:30)
第2回:「古典的ハリウッド映画」の音楽とその逸脱

【会 場】  BUNCADEMY
【受講料】
各講座:  一般 2,000円/学生 1,500円
2回通し券  :  一般 3,500円/学生 2,800円
4回通し券(全講座受講) :  一般 6,500円/学生 5,500円

【ご予約・お問い合わせ】 info@buncademy.co.jp


 「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」

【講座の概要】

現 在、デジタル技術の進展などで映画の製作や上映のあり方は 変化を続けており、作品を鑑賞する場や視聴形態も多様化しています。そんななか、映像とともにある音楽・音響表現はどのような意義や可能性を持っているの でしょうか。本講座は、映画の音楽・音響に関する学術的研究の進展を踏まえて様々な分析手法を学び、作品を受講者の皆さんが自身で読み解いていくヒントを 得ることを目的としています。

第1回は英語圏を中心とした研究史をたどり、映画のなかのさまざまな音 楽・音響を分析する手法や視点を紹介します。第2回は「古典的ハリウッド映画」という映画研究における重要な分析用語を確認し、音楽・音響が映画の語りを 支えるパターンや、その定型から逸脱する表現のあり方を検討します。第3回は新たな映画表現が模索された第2次大戦後のヨーロッパや日本の作品を取り上 げ、音楽・音響が果たした役割を考察します。第4回は無声映画期に時代を遡り、映像と音響が同期する以前の映画と音楽との関係や映画館における音楽のあり 方を、日独における復元の事例を通して比較・検討します。

4回の講座を通じて映画の音楽・音響の研究史を広くカバーしていますが、講座ごとに独立したトピックを扱いますので、一回ずつの受講も歓迎します。(白井史人 記)

第1回: 8月27日(土)14:00開演 (開場:13:30)(開催終了)
映画の音楽・音響をいかに語るか―― 映像音楽研究の理論と歴史

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第3回: 10月29日(土)14:00開演 (開場:13:30)
戦後映画の音楽の展開

第4回: 11月26日(土)14:00開演 (開場:13:30)
無声映画の音をいかに聴くか―― 日本とドイツにおける無声映画期の音楽


【講師プロフィール】白井史人/Fumito SHIRAI

141985 年、新潟県新潟市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点・研究助手、 東京医科歯科大学教養部非常勤講師、放送大学文京学習センター非常勤講師として研究に従事し、シェーンベルク、ハンス・アイスラーらと映画との関連を扱う 博士論文を執筆している。日本学術振興会特別研究員(DC2)、ドイツ学術交流会長期奨学生(ベルリン・フンボルト大学音楽学部)、公益財団法人花王芸 術・科学財団「音楽の研究」助成を経て現職。専門は無声映画期から現在にいたる日独の映画の音楽、音楽学、表象文化論。共著『貴志康一と音楽の近代』(梶 野絵奈、長木誠司、ヘルマン・ゴチェフスキ編)のほか、展覧会、シンポジウム、上映・演奏イベントなどの共同企画を多く手がける。日本音楽学会、表象文化 論学会、日本独文学会、日本アルバン・ベルク協会会員。

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New!【告知】近藤譲による第4期現代音楽鑑賞講座:第7回目のテーマ

近藤譲による第4期現代音楽鑑賞講座:第7回目のテーマが下記のように決まりましたので、お知らせいたします。

モートン・フェルドマンMorton Feldman (1926-87) の《我が生涯のヴィオラ》The Viola in My Life (1970)を聴いて、それを切掛けに、「音楽の理解」という問題を巡って考えてみようと思います。


 

 【日 時】2016年9月18日(日)15:00~16:40
【講師】近藤譲
【会場】Buncademy
【受講料】一般2,000円/学生1,500円
【ご予約/お問合せ】 info@buncademy.co.jp
(*コメント欄からもご予約可能です。)
 
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★皆様のご参加を心よりお待ちしております~♪
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【Reminder】白井史人氏による「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」

白井史人氏による「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」第1回目の講座が明後日の土曜日に迫ってまいりました。まだ残席ございますので、参加をご希望の方はお早めにご連絡ください。

【日時】8月27日(土)14:00開演 (開場:13:30)
【題目】映画の音楽・音響をいかに語るか―― 映像音楽研究の理論と歴史
【講師】白井史人

【ご予約・お問合せ】info@buncademy.co.jp
(メッセージやコメント欄からもご予約可能です)

【受講料】
各講座:  一般 2,000円/学生 1,500円
2回通し券  :  一般 3,500円/学生 2,800円
4回通し券(全講座受講) :  一般 6,500円/学生 5,500円________________________________

第2回からの日程は以下の通りです。

第2回: 9月17日(土)14:00開演 (開場:13:30)
「古典的ハリウッド映画」の音楽とその逸脱

第3回: 10月29日(土)14:00開演 (開場:13:30)
戦後映画の音楽の展開

第4回: 11月26日(土)14:00開演 (開場:13:30)
無声映画の音をいかに聴くか―― 日本とドイツにおける無声映画期の音楽
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【講師プロフィール】白井史人/Fumito SHIRAI

041985年、新潟県新潟市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点・研究助手、 東京医科歯科大学教養部非常勤講師、放送大学文京学習センター非常勤講師として研究に従事し、シェーンベルク、ハンス・アイスラーらと映画との関連を扱う 博士論文を執筆している。日本学術振興会特別研究員(DC2)、ドイツ学術交流会長期奨学生(ベルリン・フンボルト大学音楽学部)、公益財団法人花王芸 術・科学財団「音楽の研究」助成を経て現職。専門は無声映画期から現在にいたる日独の映画の音楽、音楽学、表象文化論。共著『貴志康一と音楽の近代』(梶 野絵奈、長木誠司、ヘルマン・ゴチェフスキ編)のほか、展覧会、シンポジウム、上映・演奏イベントなどの共同企画を多く手がける。日本音楽学会、表象文化 論学会、日本独文学会、日本アルバン・ベルク協会会員。

【講座の概要】

現在、デジタル技術の進展などで映画の製作や上映のあり方は 変化を続けており、作品を鑑賞する場や視聴形態も多様化しています。そんななか、映像とともにある音楽・音響表現はどのような意義や可能性を持っているの でしょうか。本講座は、映画の音楽・音響に関する学術的研究の進展を踏まえて様々な分析手法を学び、作品を受講者の皆さんが自身で読み解いていくヒントを 得ることを目的としています。

第1回は英語圏を中心とした研究史をたどり、映画のなかのさまざまな音 楽・音響を分析する手法や視点を紹介します。第2回は「古典的ハリウッド映画」という映画研究における重要な分析用語を確認し、音楽・音響が映画の語りを 支えるパターンや、その定型から逸脱する表現のあり方を検討します。第3回は新たな映画表現が模索された第2次大戦後のヨーロッパや日本の作品を取り上 げ、音楽・音響が果たした役割を考察します。第4回は無声映画期に時代を遡り、映像と音響が同期する以前の映画と音楽との関係や映画館における音楽のあり 方を、日独における復元の事例を通して比較・検討します。

4回の講座を通じて映画の音楽・音響の研究史を広くカバーしていますが、講座ごとに独立したトピックを扱いますので、一回ずつの受講も歓迎します。(白井史人 記)

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【ご案内】「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」(講師:白井史人)の概要

8月27日から4回に渡って開催予定の映画音楽のシリーズ講座について、講座の白井さんより講座の概要をいただきましたので、お知らせいたします。

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【講座の概要】

現在、デジタル技術の進展などで映画の製作や上映のあり方は変化を続けており、作品を鑑賞する場や視聴形態も多様化しています。そんななか、映像とともにある音楽・音響表現はどのような意義や可能性を持っているのでしょうか。本講座は、映画の音楽・音響に関する学術的研究の進展を踏まえて様々な分析手法を学び、作品を受講者の皆さんが自身で読み解いていくヒントを得ることを目的としています。

第1回は英語圏を中心とした研究史をたどり、映画のなかのさまざまな音楽・音響を分析する手法や視点を紹介します。第2回は「古典的ハリウッド映画」という映画研究における重要な分析用語を確認し、音楽・音響が映画の語りを支えるパターンや、その定型から逸脱する表現のあり方を検討します。第3回は新たな映画表現が模索された第2次大戦後のヨーロッパや日本の作品を取り上げ、音楽・音響が果たした役割を考察します。第4回は無声映画期に時代を遡り、映像と音響が同期する以前の映画と音楽との関係や映画館における音楽のあり方を、日独における復元の事例を通して比較・検討します。

4回の講座を通じて映画の音楽・音響の研究史を広くカバーしていますが、講座ごとに独立したトピックを扱いますので、一回ずつの受講も歓迎します。(白井史人 記)

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◎現在、予約受付中です。多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 「映画の音楽・音響研究―― その方法と実践」

第1回: 8月27日(土)14:00開演 (開場:13:30)
映画の音楽・音響をいかに語るか―― 映像音楽研究の理論と歴史

第2回: 9月17日(土)14:00開演 (開場:13:30)
「古典的ハリウッド映画」の音楽とその逸脱

第3回: 10月29日(土)14:00開演 (開場:13:30)
戦後映画の音楽の展開

第4回: 11月26日(土)14:00開演 (開場:13:30)
無声映画の音をいかに聴くか―― 日本とドイツにおける無声映画期の音楽


★複数回の受講には割引がありますのでご参考ください。また興味のある回だけのご参加も可能です。

【会 場】  BUNCADEMY
【受講料】
各講座:  一般 2,000円/学生 1,500円
2回通し券  :  一般 3,500円/学生 2,800円
4回通し券(全講座受講) :  一般 6,500円/学生 5,500円

【ご予約・お問い合わせ】 info@buncademy.co.jp


【講師プロフィール】白井史人/Fumito SHIRAI

04

1985年、新潟県新潟市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現在、早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点・研究助手、 東京医科歯科大学教養部非常勤講師、放送大学文京学習センター非常勤講師として研究に従事し、シェーンベルク、ハンス・アイスラーらと映画との関連を扱う 博士論文を執筆している。日本学術振興会特別研究員(DC2)、ドイツ学術交流会長期奨学生(ベルリン・フンボルト大学音楽学部)、公益財団法人花王芸 術・科学財団「音楽の研究」助成を経て現職。専門は無声映画期から現在にいたる日独の映画の音楽、音楽学、表象文化論。共著『貴志康一と音楽の近代』(梶 野絵奈、長木誠司、ヘルマン・ゴチェフスキ編)のほか、展覧会、シンポジウム、上映・演奏イベントなどの共同企画を多く手がける。日本音楽学会、表象文化 論学会、日本独文学会、日本アルバン・ベルク協会会員。


映画音楽講座のチラシ(Pdf)

film-music

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第4期現代音楽鑑賞講座:第6回(津田宗明)の概要

【ご案内】 Buncademyの現代音楽鑑賞講座の偶数回では、近藤譲氏の臨席の下で、参加者による発表が行われます。9月4日開催の第6回は、 作曲家ピアニストの津田宗明氏による自作についてのプレゼンテーションが予定されています。津田氏より、発表の概要をいただきましたので、以下、お知らせ致します。

【発表概要】

このプレゼンテーションで試みたい事は勿論私の過去・現在の作品を聴いていただき、これらの作品の創作過程での思考をお話しする事ですが、対極的なものが行き交う事がテーマとなると思います。
対極的なものとは、西洋/東洋、キリスト教/仏教、芸術的なもの/世俗的なものなどですが、具体的に

・弦楽四重奏曲『エルミタージュ・オープン』(2001)より
・ユートピアドライヴ3『墜落の夜』(2002)
・『吉祥天礼賛』(2012)より
・無伴奏ヴァイオリンの為の『灘海/無ノ為ノ静寂ノ為ノ光』(2015)より
・『真昼の夢の綻び』(2016)(電子ピアノ実演)

について創作過程での思考についてお話しし、12年の時を隔てた5作品に横たわる「転回」(差異もしくは断絶)についてお話ししたいと思います。また、近藤譲先生をはじめ、参加者の方々よりアドバイス等をいただけると有難いです。 (津田宗明 記)


【日時】2016年9月4日(日)15:00~16:40

【会場】Buncademy
【受講料】一般2,000円/学生1,500円

【ご予約/お問合せ】 info@buncademy.co.jp
(*コメント欄からもご予約承っております。)

津田

【発表者プロフィール】

津田宗明/Muneaki TSUDA

1981年アメリカ出身。東京音楽大学にて作曲を伊左治直に師事。大学時代は尺八や仏教に傾倒する。2004年卒業後、作曲、ピアノ、企画など活動を行う。『思想時代』主宰。現代思想を探究している。

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New!【告知】第4期現代音楽鑑賞講座:第6回の発表者[津田宗明]

近藤譲による現代音楽鑑賞講座の偶数回では、近藤譲氏の臨席の下で、参加者の発表が行われます。9月4日開催の第6回では、作曲家の津田宗明氏による、自作についてのプレゼンテーションが行われる予定です。音楽のみのあらず、哲学や思想関係の分野にも深い関心と知識を持っている津田さんは、2011年から『思想時代』という演奏会企画を主宰するなど、音楽を巡ってユニークな活動を展開している興味深い作曲家です。

【発表者プロフィール】津田宗明/Muneaki TSUDA

1981年アメリカ出身。東京音楽大学にて作曲を伊左治直に師事。大学時代は尺八や仏教に傾倒する。2004年卒業後、作曲、ピアノ、企画など活動を行う。『思想時代』主宰。現代思想を探究している。

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【日時】2016年9月4日(日)15:00~16:40
【会場】Buncademy
【受講料】一般2,000円/学生1,500円
【ご予約/お問合せ】 info@buncademy.co.jp
(*メッセージやコメント欄からもご予約承っております。)

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★彡皆様のご参加をを心よりお待ちしております。

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【ご報告と御礼Ⅲ】第4期現代音楽鑑賞講座第4回[東俊介]

全7回シリーズで開催している第4期現代音楽鑑賞講座が第4回まで無事に終了し、後半を迎えます。先日に続き、本投稿では、第4回での模様を簡略に報告します。

7月31日に開催した第4回では、作曲家の東俊介さんによる、自作についてのプレゼンテーションが行われました。個性的な音楽世界を構築している東さんは、ドイツでの研鑽を経て、昨年末から拠点を日本に移し創作活動を展開している、注目すべき優れた作曲家です。

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当日のプレゼンテーションは、終始能動的で熱のこもった議論を呼び起こし、とても刺激的で意義深いものとなりました。発表の冒頭で彼自身がインタラクティブな展開形式を参加者に求めたこともあるでしょうが、発表で紹介されたそれぞれの曲の背景や構成プラン、作曲方法と曲への用い方、さらに実演から学んだ考察までの説明がきちんと整理されており、また、あずまさんの音楽思想の伝達も非常に明確であったことが参加者の自発的・積極的な参与に繋がったと思います。彼特有のウィットに富んだお話も発表の一つの魅力。

12以下は、当日鑑賞した作品リストおよびそれぞれの作品の簡略な説明であり、東さんご自身が作成した当日配付資料の一部内容を彼の許可を得て紹介します。


<概要>

◎ 二つの作品を通して、最近までの作品全てにおける作曲の方法の共通点について
– 図形から、全体の構成とテーマの進行表を作った作品
・ 参考曲: Mondsichel-Tanz!(モントズィッヒェル-タンツ!) for Flute, Clarinet, Violin,
Violoncello and Piano (2009)
– 図形から、テーマの代わりに小さな音型/モチーフの進行表を作り作曲した作品
・参考曲: In fünfeckigen Räumen(五角形の部屋にて)for Accordion and Piano (2010)

◎ Tetracyclin(テトラサイクリン) for 3 Slidewhistle, Violin, Guitar, Accordion, Contrabass, Percussion and Sampler/Synthesizer (2011)
– 簡単な物語を考え、それに沿うようにそれぞれの楽器にキャラクターを与えた、
標題音楽的な作品

◎ Remain for Accordion (2014)
– タイトルであるRemain(後に残る、存続、残存、とどまる等) の言葉の意味を
コンセプトとして作曲した作品

◎ „Speed” for Violin, 2 Percussion and Sampler/Footpedal (2014)
-トランプのゲーム『スピード』の中で起こる人の動きと、ゲームのルールから発想を得た作品

[東俊介 記]


10綿密に構築された彼のいくつかの構成プランについて、「そのような構成を聴者は知る必要があるのか?」との客席からの質問に対し、「全く必要ない、事前情報や先入観なしで音楽だけを聞いてほしい、プランは僕のためのもの」と答える東さんのお話は印象的でした。どんなに素晴らしいコンセプトもシステムも実際の音の響きより優位に立つことはできないわけですから、彼が周辺のあらゆる物事や出来事から着想を得て構築したユニークな構成は、響きの質を見出すための探究から生まれた、必然的な結果物なのかもしれません。

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素晴らしい音楽と発表を聞かせていただいて東さんに心より厚く御礼申し上げます。また鋭い質問とコメントをくださった近藤譲先生、活発な質疑で発表を一層盛り上げていただきました参加者の皆様に深く感謝いたします。

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【現音鑑:ご報告と御礼Ⅱ】第4期現代音楽鑑賞講座:第2回[ダリル・ゼミソン]

近藤譲による第4期現代音楽鑑賞講座:第2回について

Buncademyの現代音楽鑑賞講座の偶数回では、近藤譲氏の臨席の下で、参加者の発表が行われます。第2回(2016/07/03)では、カナダ出身の作曲家で、日本を拠点に国際的な作曲・音楽活動を展開している、ダリル・ゼミソンさん(Daryl Jamison)による自作についてもプレゼンテーションが行われました。

「日本と私―音楽と断想」というテーマで、ゼミソンさんがこの10年間日本で学んできた日本の文化が彼の音楽にどのような影響を与えたのかについてお話していただきました。また、その時期に作曲した彼の音楽を鑑賞し、それぞれの作品のご説明と日本文化との関わりについてレクチャーしていただきました。プレゼンテーションは終始日本語で行われ、プレゼンテーションと参加者に対する彼の丁寧な姿勢が覗えました。

発表者のゼミソンさんに深く感謝いたします。またご臨席いただいた近藤譲先生、参加者の皆様に心より感謝申し上げます。
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当日鑑賞した作品と、作品の背景になるそれぞれのテーマは以下の通りです。

◎ イントロダクションで聴かせていただいた作品は、
“Songs of Love in Wintertime” [冬枯れの愛の歌](2003年作)
[High Voice, pf  歌詞:ゼミソン・ダリル(英語)]

来日前の作品ですが、彼がイギリスのヨーク大学に留学した時のお話や近藤先生との出会い(ヨーク大学の出版部で近藤先生の楽譜が出版されている)から日本留学に至るまでのお話がお伺いできました。

◎「精神性」について
《古代女神に扮した私》”Myself in the Disguise of an Ancient Goddess”(2008年作)
[十三絃箏 (+声)  歌詞:高椅睦郎]

◎ お能と序破急
《小雄鹿》”plaintive belling” (2013年作)[十三絃箏]
02◎ 自然
《松虫》”Matsumushi”(2014年作)ーソプラノのためのモノオペラ
[ソプラノ、イングリッシュホルン(オーボエ)、ピアノ、チェロ]
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◎ 国家と伝統
《借景》[shakkei] 2015年作)[十七絃箏、ギター]
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伝統と文化を知ることの重要性を何回も語ったダリルさん。創作においても同様で、伝統に無知な作曲家の作品はその価値が減少すると。保守的に聞こえるかもしれないが、むしろ逆で、伝統を知らなければ革新的な作品を作ることができない、新しい楽器を使って作曲をするとき、その楽器の伝統をよく研究すべきであるのと同様。文化は国際的なもので、伝統芸能ををしっかり学んで実践できるのが大事、国籍や人種などは関係ない。日本人でも敬意を払わずに伝統芸能を扱ってはいけないというお話が印象的でした。
彼の日本文化への尊重心と敬愛が強く伝わってきた有意義な時間でした。

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【現音鑑:ご報告と御礼Ⅰ】第4期現代音楽鑑賞講座第1回と第3回

全7回シリーズで開催している近藤譲による第4期現代音楽鑑賞講座が第4回まで無事に終了し、後半を迎えます。これまで行われた第1回から第4回までの講座について簡略な報告をしたいと思います。

まず、第1回と第3回について。現代音楽鑑賞講座の奇数回では、講師の近藤譲先生が 現代音楽の様々な論点の中から毎回一つを取り上げ、具体的な音楽作品を聴くことからその問題について語ります。講師の近藤先生、ご参加いただだいた皆様方に厚く御礼申し上げます。

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第1回:2016/06/12 (講師:近藤譲)

第1回では、1960年代末に流行った集団即興団体の音楽を通して「即興」と「作曲」ということについて、「ニュー・フォニク・アート」New Phonic Artの演奏を中心にレクチャーしていただきました。

前衛音楽の最後の時期とされる、1960年代末の即興音楽は、全く新しいことを求めた即興という面が非常に強かったという特徴があります。このような特徴の即興演奏が当時流行った背景には、書き記して音楽を書くことへの探究の行き詰まりがありました。例えば、当時はセリー音楽の探究は既に使い古されてしまっていて、そのような背景から書けないような音、楽譜に書き示せない音で音楽を作ろうとする動きが出てきました。

また、単に書き記せない音だけではなく、書き記すことによって生命を失ってしまいそうな瞬間性や身体性、あるいは演奏家同士でのその場その場での関係性というようなものには探究の余地がまだ残されているのではないかという考えを多くの人々が持っていたのが、もう一つの重要な動機でした。

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第1回講座で鑑賞した集団即興団体または作曲家の音楽作品は以下の通りです。

1.「New Phonic Art」(1969年録音)
リーダー: ヴィンコ・グロボカール Vinko Globokar (1934-)

2.「AMM」(1968年6月12日録音)
リーダー:コーニリアス・カーデュー Cornelius Cardew (1936-81)

3. 「ムジカ・エレットロニカ・ヴィヴァ」(Musica Elettronica Viva; MEV)(1968年録音)
リーダー:フレデリック・ジェフスキ(1938-)

4. カールハインツ・シュトックハウゼン Karlheinz Stockhausen (1928-2007)
《プロツェッシオン》Prozession (1967)

5. 「タージ・マハール旅行団」 (1974年8月19日録音)
リーダー: 小杉武久 (1938-)
(*1960年代末の曲ではないが、当時の前衛音楽の集団即興的な音楽の影響を強く受けた作品として紹介されました。)

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第3回:2016/07/17 (講師:近藤譲)

20世紀後半の第2次第世界大戦以後の音楽の中で、古典的な位置にある、非常に影響力の大きかったピエール・ブーレーズPierre Boulez (1925-2016) のセリーアンテグラル作品、《構造 I》Structures I (1952)を中心に、システム的な作曲技法による音楽の美学について、または作曲における内在的なものと外在的なものについて考察を深めました。

当日全体または部分聴取をした音楽作品は以下の通りです。

1.ピエール・ブーレーズ Pierre Boulez (1925-2016)
《構造》第1巻Structures, premier livre (1951-52) 
[2台のピアノ]

2.ジョン・ケージ John Cage (1912-92)《易の音楽》Music of Changes (1951) [ピアノ独奏]

3.ヤニス・クセナキス Iannis Xenakis (1922-2001)《アクラータ》Akrata (1964-65)
[16管楽器:ピッコロ、オーボエ、3クラリネット(Eb, Bb, contrabass) 、3バスーン(内2 contrabassoons)、2ホルン、3トランペット、2トロンボーン、チューバ]

4.ルイジ・ダッラピッコラ Luigi Dallapiccola (1904-75)《アルケウスの6つの歌》Sex carmina Alcaei (1943)
[ソプラノと11楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、バスーン、ホルン、トランペット、ハープ、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)]

非常にシステマティックな曲を作った場合、自分にとって外在的なもの、つもり自分の想像力では及ばないものが生まれてくる可能性があり、それによって異なる種類の音楽が生まれる可能性もあるとのこと。それでは、「外在的な音楽を作るためには、必ず外からのルールを使わないといけないのか?」それは、オープンクエスチョンだと仰る近藤先生。作曲家にとって非常に面白い問題、考えるべき問いを最後の課題として与えられました。

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◎明日は、第2回と第4回講座について、それぞれご報告いたします。

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